ティモシー・リアリー先生のサインとMacintosh Museum


神経政治学 meets Macintosh

先日、お友達と話をしている中で、故ティモシー・リアリー先生のサインを持ってることを思い出し、本棚を探ってみたらまだ残っていましたよ。これ、1991年に渋谷(スペイン坂を登ったところ、今の映画館のところですよ)でやった、「歴代マッキントッシュからコンピューター・カルチャーを俯瞰する」とゆーコンセプトなイベント「Macintosh Museum」をやったときにいただいたモノ。えと、同名の書籍が2004年にアスキーから出ていますが、それよりも10年以上昔のことであります(もちろん、この書籍とイベントとは関係ありません)。歴代マックを展示...と思いきや、時代の遡りっぷりは容赦なくエスカレートし、LISAやApple IIやApple III、そしてとーとーパーソナルコンピューターの源流としてXerox Altoまで展示しちゃったとゆー、なんつーかもープチ・スミソニアン博物館状態(そこまで言うか?)な無茶っぷりをぶっこきまくった展示イベントでありました。そこで関係者向けイベントにゲストスピーカーとして呼んだのが、サイケデリック・カルチャーの要注意人物...もとい超重要人物、ティモシー・リアリー先生。コンピューターとサイケデリック・カルチャーの相関なんてのは今更書くまでもなく、猛烈に関係ありまくりなわけでして、ティモシー・リアリー先生もApple II用にソフトを出しちゃったこともありまして、なんつーかそんな接点の猛烈キーパーソンとしてのゲスト参加だったわけであります。

ついでにそのときに作ったパンフレットも出てきまちた。残っているもんだなぁ。アップルやマッキントッシュに関わってきた人々のメッセージが、これまた貴重な写真とともに載りまくりのパンフでして、自分もMacintosh Plusの項に記事書いてまする。このパンフ、代官山で写真を撮りまくったんですが、自分は初代Macintosh、Macintosh 128K、Macintosh 512K、Macintosh Plus、その他素敵かつ困りまくりな周辺機器を持ち込みました(そう、名誉館長な人が出したわけではないのよ)。その辺の写真は全部服部の所有物で、自分のマック達が奇麗に写真撮られるのはなかなかイイ気持ちでしたよ。表紙は自分は初代Macの箱みたいな、もっとポップカルチャーを感じるものにしたかったんだけど、イベントの総指揮隊長だった斎藤由多加さん(後のシーマンの中の人...なんて紹介ぢゃダメ?)に、もっと歴史的な重みを感じるデザインにしたいと言われて真っ黒くなったんだよなぁとか、そんな10年以上前のことを思い出しました。懐かしい。

そして、なんとそのパンフの写真撮影をしていたときの、ポラロイドも発掘されました。本ちゃん用撮影の前にいろいろテストを兼ねて撮るポラロイドで、まーフツーは捨てられちゃうわけですが、それを自分が貰っておいたんだよね。これは世の中に1枚しかないわけですが、そんな重みを感じるでもなく、他の資料とかに混じってとっておいてあったぐしゃぐしゃの本棚も、ちょっと素敵かもなぁとか思ったり。











そーそー、マッキントッシュミュージアムとして撮影したLISAやXerox Altoの写真は、アスキーの書籍「アラン・ケイ」にも使われています。資料室に「写真提供:マッキントッシュ・ミュージアム」ってあるもんね。写真を撮られたAltoはその前まで倉庫に眠っていたんだけど、このイベント以降、ちゃんと神奈川サイエンスパークにある富士ゼロックスの展示ブースに飾られるよーになりました。めでたしめでたし。


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Posted: 日 - 6月 24, 2007 at 07:46 午後      


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