タブラへのラヴのページ
音色に惹かれ、唐突にタブラをゲットして誰に習うでもなく、猛烈初心者による独学スタディの日々デス。(前途多難というか絶対無理な気配アリ)
*** 日本製 ***Sorry! This page is Japanese only, but I love world wide tabla lovers.
Last update: 2005.3.27
インドの太鼓。太鼓とは思えない音程感のある高音や、不思議な余韻の残る独特の低音にクラクラ。インド古典音楽だけでなく、トランス系テクノなどでも頻繁に使われてます。2つで1組の太鼓で、演奏時の右手の動きは高速テンキー操作を彷佛とさせます。
マイタブラ1号
KARTAR MUSIC HOUSE製。ダヤン:打面の直径13.5cm、高さ25cm 。バヤン:打面の直径22.5cm、高さ29cm、ボディは奇麗なエンボス模様が施してあるブラス(真鍮)製 。売却済。
一般知識篇:
タブラの種類:-- 基本形は同じだけど地域ごと(?)に細かいバリエーションあり
高音用の小さい太鼓。ボディはシーシャムウッド(紫檀)。ヘッドはヤギ皮。ヘッド打面の直径は4inch〜7inch。ヘッドには「スャヒ」と呼ばれる黒くて丸い部分があります。黒い金属粉をご飯糊みたいので練ってくっつけてあるだけらしい(!)のですが、よく見ると細かくひび割れがあります。このひび割れによる振動が独特の音色の秘密らしーです。重そうなバヤンに比べて軽そうな印象のダヤンですが、実は相当重いです。ちなみに最初にタブラをゲットしたとき、バヤンよりダヤンが重くて、思い込みの印象とのギャップにビックリしました(汗)。ヘッドは外周の皮を編んだリング部分を「ガジャラー」、打面の外周側を「キナール」、打面の内周側を「スールー」と呼びます。また、締め紐は「ワッディ」、ワッディに挟んである円筒形の木のコマは「グッディ」と呼びます。
呼び名は流派(?)によっていろいろ変化するようです。
低音用の大きい太鼓。インド産だとボディは金属製のものが多い。金属の材質はアルミ、真鍮、銅など...だけど、内部と外装で材質が違ったりするそうなので、外観だけで判別出来ない場合もあるよーです。重い銅を使うのが一番よく、軽いアルミ(練習用?)はグレードが低くなるそーです。ちなみに重い方が深くてよい音がするらしい(低音を効率良く出すにあたり、振動で吸収されない方がいいってことか?)。金属ボディはちょっとやそっと凹んでいても出音には影響ないようです。打面はヤギ皮。叩くときのポジションは左。
ヘッドカバーは布製だとばかり思っていたら、高級ヘッドカバーは板らしい!!布は湿気を持つのでヘッドに接触させるのはイマイチらしい。(でも何故板なのか?)
すごく大雑把な縫い方だったりすることがありますが、上級品は均一なドーナツ形で、縫製もしっかりしていたのでそーゆーもんなんだなと思いました。あと上級品は周囲にレースみたいな飾りがついてますね。そこまで差をつけるか!!
ハトリと呼ぶらしい。トンカチ部分でチューニング時にグッディを叩いたりします。柄の先っぽの平たくなっている部分はグッディにワッディを引っ掛けたりするときに使います。
自分は買った時に付いてきたハードケース(カードボード製)に除湿シート(タンスや押し入れに入れる用)を入れて使ってます。学生鞄についているよーな安っぽい鍵が2箇所もついていますが、作りが激しく不安なので絶対かけません(笑)...てゆーか、盗まれるときはケースごと盗まれますよね、フツー。
チューニング: -- よい音を出すためには確実なチューニングが必須不可欠!!
(参考)当初、自分のタブラ1号のNaの音がまるで鳴らなかったのですが、叩き方よりも何よりも実はまるでチューニングが出来ていなかったことが原因でした。知見のある方にヘッドを張ってもらいチューニングしていただいたところ、今まで自分のタブラからは聴こえたことがなかったような素敵なNaの音が鳴り、感動しました。バヤンもちゃんと張ってチューニングすると音の響きがまるで変りました。
おおまかなチューニングはグッディを上下させて行い、微調整はヘッド周りのガジャラーをハトリで叩いて行う。どこを叩いても同じキーで鳴るように合わせること。(均一になっていない場合、叩いたときにポーンと一定のキーで鳴らずにポゥオンゥオンと波打つような音になるので判ります)
ハトリを使わなくても手でグッディが動いてしまう程緩い場合、ワッディの掛け方を増やして張ります。1本、2本(隣側)、3本、4本(隣側)...で4本目になったら限界。限界になったらワッディを締め直す。
基本的に大きくチューニング出来ない。ヘッド周りのガジャラーを叩いて、どこを叩いても同じキーで鳴るように合わせる。
バヤンのワッディを張る必要が出てきたら、細い木の棒でグッディを自作するのも手。(自分は10mm径の丸い木の棒を90mmに切って入れてみたらイイ感じでした)
自分の場合、店頭でワッディがグッディに1本がけの状態で売られていたものを買ってきて、ハトリをねじ込んだりして自力で指や手のひらを真っ赤にさせながら2本がけにして、もーーこれ以上は無理、物理的にも絶対無理!!と思っていたのですが、その方は素手でもりもりと3本がけにしてくださり、その途端、いきなりまともなNaの音が鳴ってビックリ&感動たという次第です。で、なんとさらに素手で4本がけにしてくださり、それは素敵なNaの音が鳴るようになり、うきうきしながら練習する日々です(しかし実力は一向に向上せず。<インドの謎か?<違う) 。痛感したことは、まずはヘッドを張れ。そして、ワッディをかけるには力学とコツの両方が必要なよーーです。
現地(インド)ではグッディにワッディをかける作業用に、タブラ専用のフック(鈎爪)もあるそうです。
タブラ(ダヤン)のヘッドサイズ換算表(インチとミリの大雑把な換算デス):
交換用ヘッドのオーダーは多分インチですることになります。(あ、オーダー時の寸法はヘッド裏側の内径で計ってね)
ヘッド直径(inch) ヘッド直径(mm)
4 3/4 inches 120.65 mm
5 inches 127.00 mm
5 1/4 inches 133.35 mm
5 1/2 inches 139.70 mm
5 3/4 inches 146.05 mm
6 inches 152.40 mm
叩き方: -- 練習中につきまだまだ!!(師匠募集中)
お手入れ篇: -- 大事なタブラのために
スャヒのダメージは、部分的にはがれ落ちて欠損してしまう場合や、はがれているが落ちずに浮いている場合がある。後者の場合、ひびひびの振動がバラバラになってしまい。Naの音などにジーンという歪んだ音が混じる。
おまけ篇1: -- インドトロニクスにクラクラ