PLANTED


「枯らしてもいいのだ」

いとうせいこう先生の「ボタニカル・ライフ―植物生活」を読んで、都市生活者の狭小空間における知恵と工夫とラヴとの三位一体の態度で成立するベランダライフの素敵っぷりにクラクラしつつも、ウチは（ベランダーの憧れの的であろう）ルーフバルコニーがあるんだけど、方角の関係で（って書くと風水みたいだな、笑）強烈日射的極暑と寒風吹きさらし系極寒地帯と地獄系ツープラトンな気候を兼ね備えまくりな地獄面積なわけで、プランターに植えているのはカメの餌にする雑草（クローバーとかタンポポとか万年草とかなんか勝手に生えて来たマメ科っぽいやつとかそんな方々）ばっかりだし、あとは面白いからとゆー視点だけでゲットしてきたむくむくしたサボテンとかへぼい多肉とか、ニームとかガジュマルとか（今年のテーマは木なのだ）...文字通り華のなさをアピールしまくりでR246を見下ろしている地上６階なわけであります。

えと、いとうせいこう先生が編集長な都市生活者のための季刊誌「PLANTED」がありまして、巷のガーデニング・ノウハウ本とかとはかなりベクトルが違っていて、土を混ぜる必然性も理解できていないくせに花工場に繰り出しちゃうよーな「知識レスだけど植物ラヴ」な自分でも、楽しく読める内容となっております。#3を読んでいたら、ウチのようなキビシー空間でも植物との素敵な暮らしっぷりがご堪能ぶっこきまくれるような、ぶっこきまくってもいいんだよ的な気がしてきました。エアプランツでさえも枯らしてしまいがちな自分ですが、みうらじゅん先生とのベランダ緑化対談に出て来た「枯らしてもいいのだ」とゆー言葉にちょっぴり、いや凄く救われそうな気分でもあります。商店街に出る度に植物やさんを眺めて躊躇しまくりなことが多い自分ではありますが、もちっといろいろ連れ帰ってみちゃったりしちゃおうかなぁとか思ったり...してる矢先に台風がやってきそうなので、今ある野郎どもを避難させなくちゃですよ、ええ。熱射にも寒風にも台風にも耐えて、四季折々に花とか実とかつけちゃってくれて心を和ませまくってくれるかわいい植物ってのはないものかしら？（それはかなり無理）


PLANTED WEB


PLANTED #3
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Posted: 木 - 7月 12, 2007 at 11:12 午後      

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