タブラ締め直し悪戦苦闘篇


タブラって悪戦苦闘するための道具って気がしてきます。

以前から、タブラの底の革リング、ギルリーってんですか、あれがかなり広がっていて、さらに激しく均等でないズレっぷりが気になっていたのですが、でも絶対手に負えないよなぁと思っていたのですが、先日のタブラのヘッド交換手順のムービーとか見てて、なんか1時間もあれば自分にも出来そうな気がしてきて、気温の高さで頭もかなり熱誤動作モードだったこともあり、手順もコツも判っていないまま組み直しに着手してしまいました(無謀)。

流石に全部分解してからだと大変なので、紐を激しく緩めてギルリーを調節するとゆー手抜きでイケるのではないか?と思いつつ、がしがしと緩めていったら...新種のクラゲみたいになりました。が、革紐、そんなに甘くありません、てゆーかガッチガチです。もしゃもしゃになったのを整理しようとわしゃわしゃしていたら、そこからギルリー部分が胴体からずるっとずれてにっちもさっちもどーにも行かなくなりました。はい、ここで、現状復帰不可。





とゆーーことで、結局革紐全部はずしましたよ。最初からやれよって感じですよ。判ってないくせに手間を惜しむと結局遠回りになっちゃうとゆー、ありがちなコースをまっしぐらですよ、ええ。





はい、いきなり完成写真。夕方5時から始めて、形になったのは夜0時過ぎです。途中夕食も取りましたが、それ以外は、フルにこの作業だったんですけど、途中固定していた紐がズレてハズれてかなり手戻りになったりしたわけですよ。革紐を通していく工程の中で、工程が進んだところでギルリーが胴体から外れると、ほぼご破算モードで、痛くて動かなくなった指をぢっと見つつ、疲労徒労呆然自棄熱射もプラスでクラクラですよ。締める、はずれる、戻るの永遠の繰り返し作業??なんでしょ、夏に辛さで泣くならタブラメンテ最高!!みたいな。





ギルリーも前よりはイイ感じになったつもり(でないと更に泣ける)。
まだチューニングがばらんばらんなので、これからなんですけど、既に手が痛くて動かなくて、ちょっと気が遠くなりかけ気味。なんかね、タブラって悪戦苦闘するための道具って気がしてきます。そこが辛くもあり、面白いのかも知れません。





そーそー、余った革紐の始末の仕方って、自分は胴体の底付近にぐるぐる回してるんだけど、座布団にのせた時に安定が悪い感じがするので、切ってみちゃおうかなぁ。


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Posted: 日 - 7月 20, 2008 at 01:12 午後      


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