Live At Monterey International Pop Festival / Ravi Shankar


エレクトロニカ漬けに聴くカタルシス浄化

シタール神ラビ・シャンカール先生とタブラ神アラ・ラカ先生の古ーいライブ(1967年だって!)。イントロの解説で「モストビューティフルラーガだ」と言ってる「Raga Bhimpalasi」ってラーガを演奏して、これで27分。インド古典な人には極めてフツーなことと思われますが、自分ももーこれはフツーと思えるようになりましたが、CDの収録時間を考えると(考えなくていーんだよ、そーゆーことは、笑)、あとは大丈夫か?と心配になる長さです。ジ・オーブの「Blue Room」もびっくりです。そのあとに神、アラ・ラカ先生のタブラソロ!!実は当初、このCDはこれ目当てに買ったのだ。Ektalとゆー12beatを叩いてくれるのですが、最初にカウントしてくれますが、もーどんどん高速超絶テンキー操作みたいな打音に唖然。アラ・ラカ先生にExcelをやらせたら入力早いだろーなぁ(バチあたりか?)。そして最後の曲が20分近く、これまた強烈な掛け合いの見事さに涙が出てきます。

で、このCD、最近会社帰りにiPodで聴く頻度が高いのであります。ここんところすーーっとオシゴトで新しいUIを検討してるのですが、そんなIT世代のデジタルなインターフェースを朝から晩まで延々黙々と考えてすっかり血糖値も下がって脳みそもへっとへとになった状態で夜の電車の中で聴くシタールの倍音含みまくりな音色が物凄く脳にしみわたり、電子的ないろんなノイズだらけになった自分を浄化してくれる感じがするわけですよ。会社行くときはロジカルな意識にもっていくエレクトロニカを聴いて、オシゴト帰りはシタール(奇しくもIT大国インドの歴史の音!)を聴きながら電車でゴーという最近の自分パターンがなんとなく面白いけど機能的でもあるなぁとか思った最近。


At the Monterey International Pop Festival
Ravi Shankar
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Posted: 土 - 6月 17, 2006 at 09:23 午後      


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