Reference Model #1対策マニュアル(通称"解説")
by TK Sonic Project


RGB / Silicon Oriented
おぉ、テクノだテクノ。どたどたなリズムといい、冷たい系のストリングといいミドルエイティーズな音の連 打なオープニング。レーベルの幕開けにぴったり。30才以上の方はこの曲とラストは3回くり返して聴きまし ょう。

Air Rhythm / Solid Function
低周波治療テクノ(笑)。妙に立体的なキック(?)とタムよりはるか奥の方で鳴ってる様な気がする 感じを起 こさせるベースラインが素敵。個人的にベストトラック。

Lamp Way / FLOPPY
変態系ハウストラック。 つんのめる感じのリズム隊と強引に入ってくる脱力なウワモノの絶妙な反復が初期の乱暴なハウスみたい。

A Trance Tic / MUNEHIRO HATTORI
日曜の深夜(つまり月曜)にAMラジオから流れてきそうな質感がなんとも気持ちの良い初期トランス。特に後半のもこもこした感じが好き。

Rubber / Solid Function
ドラムンベースのエレクトロ的解釈、イギリスとデトロイトへの日本からの回答か?と思わせておいて実はダークなゴアジャングル??

202303606 / Solid Function
蓄膿症気味のボーカルがうがいで参加してます(笑)。フリーケンシーを振りきった様な音が後半から強引に 入ってくるところを聴くと、きっとこの人も花粉症の時期は大変なんだろうなーと思わずにはいられない1曲。すべての鼻づまりがひどい方に捧げるアシッドテクノ。

Frogman / HARDCODE
文字どおり潜り系なアシッドミニマルもの。潜るといっても海とかではなくて迷宮と化した東京の地下トンネルを疾走する感じ。デグチハドコダ???

PReP-2 / MUNEHIRO HATTORI
この曲を今は亡きIBM-Motorola-Apple連合に捧げます。途中から首を突っ込んできて、消えたかと思うと出てくるけどやっぱり最後にいなくなるリズム隊はまるで...頑張れモトローラ!

Digit Dance / FLOPPY
主張するキック、跳ねるアルペジオ、意図してかせずしてかのフロア対応。日本のテクノは波形が歌うぜ!な ファンキー波形グルーブ。頭で考えるな、頭で踊れ。

水道 / MUNEHIRO HATTORI
なぜか夜中の水洩れってのは非常に気になりますね。どんなに隣で寝ている人のいびきが大きくても確実に耳 に入ってくるのはあの「ぽたん、ぽたん」ってやつ。やはり蛇口はきっちり締めましょう、そういう曲です。

Error Type #1 Mecha Rimsky Korsakow / Error Type
形あるものは壊れる。シーケンサーが同じテンポでくり返してるって保証はどこにもない。旋律が正しいか正 しく無いかの基準は実に曖昧だ。誰もが必ず夢に見るであろう壊れた遊園地で永遠に回りつづけるメリーゴーランド...

nano / Silicon Oriented
あの番組を思い出します。司会はもちろん糸井重里さん。わかる人はもうただただ泣泣泣きの1曲...って書くとただの懐古主義なテクノポップおやじだな(笑)。最近のテクノにはみられない「やさしい」テクノ。こういう曲が出てくると日本のテクノももっと面白いのかもしれない。御意見御感想をお待ちしております(笑)。

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